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二〇〇九年夏の俳句(一)
おほでまり小さな門を入りてすぐ*
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二〇〇九年夏の俳句(二)
竹皮を脱ぐや難所を一つ越え
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二〇〇九年夏の俳句(三)
相槌に団扇を使ふ夕浜辺
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二〇〇九年夏の俳句(四)
大山のすぐに雨来る茅の輪かな
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二〇〇九年夏の俳句(五)
親指のぬつと突き出す素足かな
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二〇〇九年夏の俳句(六)
灼くる道蜂死んでゐる黄色かな
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二〇〇九年夏の俳句(七)
青田道俄かづくりの野菜売り
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晨 特別作品 蓮ひらく
枇杷青し流るる水に手をつけて*
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